美術家・永沢碧衣による約3年ぶりの個展として、2024年に秋田県五城目町内の11会場にて開催された個展「永沢碧衣展 彼方の眼に映るもの」(9/20-11/4)の展覧会アーカイブを公開しました。
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本展はものかたりのレジデンス・プログラム「まれびとレジデンス」 の一環でもありました。作家による会期中の滞在制作は諸事情により中止となりましたが、作家は足掛け9年にわたって五城目と関わりがあり、様々な方とのご縁が紡がれています。そのため本展はこれまでの足跡を「滞在活動期間」と置き換えて、関わりのある方々の協力を得ながら、作家と五城目の繋がりの現在地が垣間見える企画としました。
アーカイブでは作家と各会場との関係性、展示について改めて解説を加えたほか、作家と縁のあるゲストと会期終了後にオンライン収録されたアフター・トークの記録を掲載。秋田市文化創造館を運営するNPO法人アーツセンターあきたの協力により、トークのサマリー記事も公開されましたので、ぜひあわせてご覧ください。
アフタートークvol.1[永沢碧衣×山本太郎]
秋田公立美術大学の教員(当時)として学生時代の永沢を知る現代芸術家・山本太郎氏とともに。同じ作家としての視点から展覧会を振り返りながら、永沢が大学在学中の 2014 年に開催した初個展のエピソード、永沢作品の変遷と変わらない魅力、今後への期待などが語られました。
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アフタートークvol.2[永沢碧衣×石倉敏明×富川岳]
文化人類学者・秋田公立美術大学 准教授の石倉敏明氏、シシ踊り舞手・プロデューサーの富川岳氏との鼎談。富川氏の拠点である岩手県・遠野地方をめぐる三者の接点から、永沢が遠野で参加したアートプロジェクトについて、また永沢が作品制作に向けて行うフィールドワークの特徴や作品への関心層の幅広さ、今後の活動展開に向けた期待など、地域や分野を越えた広い視点から意見が交わされました。
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